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レッドオーシャンのインターンシップを勝ち抜くには

レッドオーシャンのインターンシップを勝ち抜くには

みなさん、こんにちは。株式会社人材研究所代表の曽和でございます。

どうぞよろしくお願いいたします。

今回は、「就職活動のインターンシップ」についての話をしたいと思っています。

インターンシップといえば、昔でいうと長期間に渡って、ある会社にアルバイトみたいな感じで入り、実際にその会社の仕事を体験するというようなことが、特に我々みたいなオジサン世代にとってはイメージがあると思います。

学生のみなさんからすると、例えば最近だと1dayインターンシップ、言ってみれば説明会のちょっと長い版みたいな感じです。「一日拘束されてその会社の事業や仕事内容を勉強して、自分のキャリアを考える機会のようなもの」から、「約5日間程度~1週間位でビジネスプラン考えるをみたいなもの」もあったりします。もちろん昔ながらの長期のものとかも残っています。

いろいろありますが、今いちばん多いのはやはり1day、その次に5日くらいのビジネスプランコンテストみたいなものです。その他にも「ちょっとどこかへ行って、そこでプログラムをこなしてくる」というような、そういった、言ってみれば特別プログラム型みたいなインターンシップもある訳です。これが今日のテーマの「インターンシップ」です。

 

インターンシップと採用活動のつながり

ご存知のように、インターンシップというのは基本的には学生さんからすると、「受験をして、面接段階をこなして、内定に至る」という本選考とは一応別のものとして、会社を知る機会、仕事を知る機会、キャリアを考える機会という風に言われています。

これは会社によって違います。特に外資系企業などでは、インターンを受けていただいた人の中から採用するというような、採用の一環としてインターンシップをやってる会社があります。

もう一方ではインターンと採用・本選考っていうのは、実施している企業側の人たちは人事担当者で一緒だったりしますが、基本的には別物として、インターンはインターン、本選考は本選考という会社もあります。「うちのことを知ってもらって、本選考へ来てもらえたらうれしいんだけれども、本選考はインターンに受かったからと言って、それが内定につながってるということはなく、普通に本選考を受けてもらいます」みたいなことですね。

いずれにせよ、採用にまったく関係ないインターンもたまにはありますが、ほとんどが今の2種類です。「めちゃくちゃ本選考に直結してる」か「薄く本選考とつながってる」か、みたいな違いです。基本的には学生のみなさんも、企業のインターンシップ受ける時にはおそらく、何らかの就職活動上のメリットみたいなものを考えて受けていると思います。

今のインターンシップはこのような現実になっている訳です。

 

インターンシップはやるべき?やめるべき?

ここからの話は特に企業の人事担当者向けですが、今、学生のインターンシップの参加率というのはだいたい7割くらいです。7割というとほとんどと言ったらいい過ぎですけれど、普通の学生さんはほとんどみんながやってると言っていいかなと思います。

ただ、先程話したような1dayを中心としたものなので、本格的なインターンに参加している人はもっと少なく、おそらく3割くらいかもしれません。そこのデータは私自身も詳しく把握していませんが、実際インターンシップをやってる企業がどのくらいあるかというと、例えば「リクナビインターン」というメディアがありますが、そこの掲載社数の中では1万社を超えています。もちろん全部のインターンをやっている企業数というのは把握することはできませんので、実際に何社がインターンシップをやってるかということはわかりません。本選考の「リクナビ」とか「マイナビ」などの媒体の掲載社数と比べてみても、それに近い企業数がインターンを実施しているということです。ほとんどの新卒採用やろうとしてる会社であれば、インターンシップというのはある程度やってるということがわかります。

そうした現状に対して、私がお話させていただきたいことは、特に中小企業やベンチャーなど、そこまで学生さんに人気がない企業が、インターンシップを採用目的というか、採用に少しでも何かプラスがあるということで、やるべきかどうかということです。

私は、正直に申し上げますと、これだけのレッドオーシャン時代、競争の激しいレッドオーシャンになってくると、インターンシップを実施して採用につなげるということは結構難しいと思っています。普通にやるんだったら、多分もうやめた方がいいです。おそらく人が集まらないので。

インターンシップの山っていうのは8月と2月という時期が多いです。学生の長期休暇に合わせてやりますよね。ちなみに文系は夏が多くて、理系は冬が多いという風に言われてるんですけれど、その時期に合わせていろいろ仕掛けを作ってやろうという方も多いと思います。

実際、いろんな会社から基本的には「学生が来ない、来ない」と聞いています。と言うのは、先程申し上げたように採用の業界はレッドオーシャンになっているからです。ですので基本的にはお勧めしません。ただ使い方によっては、インターンシップというようにもできますし、早期に実施できる採用に関連する広い意味での採用広報となるのもインターンシップであるということも変わりありません。やはり学生の7割がやってるということもあるので、悪いことはない訳です。

ただ、申し上げたいのはインターンシップにも工夫が必要だと言うことです。

 

インターンシップの工夫 その1は「コンテンツ」

その「工夫」と言うものについて、いくつかお話したいと思います。

一つは何かと言うと、普通にインターンシップのおもしろコンテンツ作れば良いかというと、そこには罠があります。それは何かと言うと、企業は往々にして、自社の仕事とか事業とかをインターンシップの題材に考えてしまうんです。しかし、多くの学生さんは「知らない企業の仕事の疑似体験とかはしたくない」と言っています。ですからまず、本当にフラットにインターンシップのコンテンツを考える際のポイントというのは、就職を考えている学生が自分のキャリアを考えるためだったら、どんなネタがいいだろう」ということです。自社の仕事や事業に関係なく、そういったものを提供してあげるのがいいんじゃないかと思います。

某就職会社さんのインターンっていうのは自社の仕事ではなくて、例えば「日系企業が東南アジアに進出しています。そこでインターンシップやりませんか。それを我々がフォローしますよ」というのをやっていたり、通信会社さんのインターンシップも「地方に行って、その地方が活性化するためのプロジェクトをみんなで考えてみませんか」というもので、通信とか情報サイトとか関係ないんです。ただ、そういうコンテンツって結構学生が来るんですよね。まずそれが、私がご提案したいインターンシップの工夫の一つ目です。

 

インターンシップの工夫 その2は「集客」

もう一つ大事な工夫は何かと言うと「学生の集め方」です。

インターンのおもしろコンテンツを作ったからと言って、それをマス広報して「インターンでこんな面白いことをうちがやってるんで来てくださいね!」と言うと、たくさん人が集まると思います。ですが、そこに来る人達というのは、私の言い方でいうと「就職活動意識高い系」、いわゆる就職活動を頑張ってる人たちなんです。就職活動頑張ってる人たちはもちろん別に悪くありません。ただ、就職活動を8月のインターンからすごく頑張るという人は、基本的に採用ブランドの高い企業に行きたいというような学生さんが多いのです。ですから、中小企業やベンチャーが、おもしろコンテンツ作ってマス広報して、8月頃にやって来る人達というのは今お話したように、ブランド企業に行きたいんです。ですから、どれだけ学生さんとのリレーションができても、いい関係になっても、ブランド企業に受かったら「ありがとうございました!」と言うふうに去ってしまいます。ですから、採用にはつながらないんですよね。

それも含めてブランディングや、そこからのリファラルを考えるのであれば良いんですが、一番良いのは何かと言うと集客企画としてインターンシップを考える」のではなく、「フォロー企画として、動機づけ企画としてインターンシップを考える」と言うふうに考えるとインターンシップは成功します。

何かと言うと、学生の集め方は、例えば、人づてで内定者とか新人の後輩を紹介してもらって、母集団形成するようなリファラル採用をやってみたり、あるいはスカウトメディアと呼ばれている、OfferBoxとかビズリーチとかのように、企業側からアプローチするような、こちらから攻めて行って呼び込む。そう言うふうに、こっちから動いて集めた人たちって言うのは「就職活動意識高い系」である確率というのは多少低くなります。就職活動に対してはぼーっとしてると。ただ、自分のやりたいことはがんばっている。そういうチャネルで母集団形成すると、良い場合があります。そういう方々を見つけた時の、フォローをするための企画として、今言ったようなインターンの企画を導入すると「あ!そんなおもしろそうなものがあるんだったらやってみようかな」と、受動的かもしれませんが、こういう学生には参加してもらえます。

そうするとこのような学生たちを「就職活動意識低い系」と捉えることができれば、彼らは就職活動をそんなにやる気がないので、自分の目で見て「あ、いいな!」と思ったら、そのまま「ここを受けて受かったら、就職活動終わろう!」と言うこともよくよく出てくる訳です。そんなふうにしてインターンを使っていただくと、学生にとっても実は、一種のいい側面があって「聞きたくもない、知らない会社の疑似体験」とかをしなくてもいい訳です。つまり、学生にとってはキャリア全般に役に立つことが得られる訳ですし、企業側にとっても結局は採用につながるという意味において、良いインターンができる可能性があります。

 

もしも、インターンシップをやられるのでしたら、超レッドオーシャンのインターンシップというよりは、今みたいな2つの工夫ある考えを重視して頂けると、インターンシップの成功に近付くんじゃないかと思いますので、是非お試しいただければと思います。

 

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